Quartetto!+

当ブログは、オンラインRPG「エミルクロニクルオンライン」のクローバーサーバーで活動する、 間抜けなキャラクター達の日記とか絵とかまぁあれこれの新時代な話です。

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ライ「お前は、パキラ・アクティカの…息子?」


アリス「そうです…。
あの事件以来、ノーザンの大監獄に収監されている
魔法科学犯罪者、パキラ・アクティカ…。
あの男の息子として、私は生まれました。」







リエ「犯罪者…?」







ユーリ「ねぇ、母さん…
そのパキラって人と、父さんの関係、って…」









オゲーラ「…後で、教えてあげるね。」












ライ「…信じるか信じないかは後で決めるとして、
そのパキラの息子が俺達に何の用だったんだ?」







アリス「はい…私は…いえ、俺は…、
貴方に礼を言いに来たんです…!!」







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アリス「あの男を捕まえてくれて…
ありがとうございます…!!」








ライ「……!
詳しく、聞かせてくれるか?」







アリス「…はい。」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








俺、アリストロキア・ポットは…ダウンタウンの貧しい家に生まれました。
記憶にある限り父親はおらず、親は母親だけ。
母…ポトス・ポットの元で、女手ひとつ育てられました。

母は、父親のことはあまり話したがらない人でした。
酷く寂しそうな顔をしながら、話をそらす様な人でした。
もっとも片親で育てられている身、
追求なんかはしないまま、俺と母は支えあって生きてきました。

俺が10歳を過ぎたくらいから、母は病床に伏せる事が多くなり、
十分な薬も手に入れられなかった俺は母を養うため、
ウォーロックギルドの門を叩きました。
俺が母を支えてやるんだ、ここまで育ててくれた恩に報いるんだ、って、
がむしゃらに頑張ってきたつもりでした。

1年前、母が他界しました。
もともとそんなに体が丈夫ではなかった母です。
若くはありましたが、寿命のようなものでした。
眠りにつく前、母は穏やかな顔で俺のことを見ながら、
今まであまり教えてくれなかった父の事を語ってくれました。

……

名前はパキラ。パキラ・アクティカ。
狂った魔術師。歪んだ学術探求者。

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魔法学校では平凡な成績、だけど独学の研究姿勢と内容は非凡。
純粋なまでに知識に貪欲な青年の身の回りの世話を焼いたのが母。
彼の研究は高度すぎて、当時の母もよくは理解できなかったけれど、
この人には自分が付いていないといけない、なんて事を思いながら、
気が付いたら学校を卒業してからも彼の隣に居たそうです。

けれど、彼の…父の研究は本当の狂気に染まったものでした。
子供を授かった母がようやく彼の異常性を認識できたのは、
動物実験を繰り返し、高笑いを上げ続けるようになってからだったそうです。

そんなわけの分からない研究は止めて、と母が父に言った際、
あろうことか、父は母の首を絞め、母を殺そうとしたそうです。
母は逃げるように彼の元を去り…ダウンタウンで1人、暮らし始めました。
父の名前は、そこから一切聞いていないようでした。

……

母は、父、パキラの消息を知りませんでした。
もし見かけることがあったなら、会える事があったなら、

『私の代わりに、彼を止めてあげてね。』そう言って、母は眠りについたんです。








ライ「………。」









俺はギルドのネットワークを駆使して、父親の消息を調べました。
ノーザンの魔法学校、パキラという名前、謎の研究。
手がかりは少なかったけれど、辿れない情報ではありませんでした。
そして、アクロニア混成騎士団にコネを作って、
非公開の事件簿、逮捕履歴を漁っていたら…見つけたんです。

15年前、アクロポリスシティ、アップタウンで、
自身の研究結果「SOLFA」を用い殺害しようとした冒険者、
ライ・カーテットらによって、あの男が捕らえられ、投獄されて居た事実を…!

俺の父親を止める、という母から貰った目的は、
すでに俺が3歳の頃に達成されてしまっていたわけです。
いつか貴方に、ライさんに会えることがあったら、
その時はお礼を言わせて貰おう、母の想いを遂げさせてくれてありがとう、って…
心の隅にずっとしまっておいたんです…。










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





ライ「それで、お礼を言いに、か…。」






アリス「はい。
改めて、ありがとうございます。
…貴方は、俺の、母の恩人みたいなものです。」







オゲーラ「ライ……」








ライ「ああ、…嘘ではないよ。流石に分かるさ。
縄解いてやるよ。悪かったな…。
アリストロキア、だったな。
今日は、夕飯食っていってくれよ。」







アリス「ライ、さん…。」






オゲーラ「ふふ、私、準備してきますね?」






ライ「おう!
リエとユーリの旅行帰り祝いもあわせてパーっといこうぜ!」







オゲーラ「腕振るっちゃうよ?」







アリス「…あ、ありがとうございます!
宜しくお願いします!」

























リエ「ユーリ…。」







ユーリ「? どうしたの、ねーちゃん。
変な顔しちゃって。」







リエ「お話がよく分からなかったのは、
ユーリも同じだと思うのよ…」






ユーリ「そだね。
あとから母さんに教えてもらおう…。」











リエ「…それだけじゃなくてね。」







ユーリ「うん?」








リエ「私、自分の家族が皆幸せなのって、
当たり前だと思ってたんだなぁ、って……」







ユーリ「……そう、だね。」









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リエ「なんか…なんか、悔しい。
いろんなこと知らない自分が悔しいよ…。」


アリス君にそんな事情が…!
そんな苦労人に見えなかった…
人の人生はいろいろだねぇ(´;ω;`)

そしてリエちゃんの表情にキューン
何と言うか(こないだQ+を始めから読みなおして)大人になっていってるんだなぁ
って感じます(´ω`)

2011.03.22 18:47 URL | ラクトキャスター #- [ 編集 ]

>ラクトさん
過去を背負った男、アリス君でした。
ライ君達と同じく、彼もパキラの被害者でもあります。
共通の想いを持つ仲間が誕生していたわけですねー。

リエち、いい表情描けました。
彼女の世界では、父と母は愛すべきものなのです。
それが当たり前で、常識でもありました。
その愛すべき存在の父親を「あの男」と呼び憎む、
彼の過去のお話は結構ショックだったようです。
いろんな事を知って、ゆっくり大人になっていく、
小さな成長?が描けていればいいなぁ。

2011.03.29 00:10 URL | ライ #vitxglkA [ 編集 ]













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